涼しいを通りこして朝晩めっきり寒くなりました。
まずは、先月の「教室通信」で書いたひとりごとの転載から。
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このごろ、「英語教育」をめぐってはいろいろとにぎやかな話題が多いです。2020年に大学入試から現行のセンター入試を廃止して、民間のテスト(英検など)を活用し、従来の「読み書き」中心のテストからスピーキングやリスニングも同等に扱う方向にシフトすることがほぼ決まっています。あるいは小学校で行われている「英語活動」を小3からスタートし、小5からは「正式教科」として採用する予定だそうです。
リトルハウス英数クラブでは、もともと将来「英語に強くなるため」の「土台作り」をレッスンの主軸にです。将来、子ども達が「英語を身につけよう!」と自主的に思ったとき、よりどころになる「英語の土台」が何よりも大事だと思うからです。
そんな折、一冊の本に出会いました。「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」(渡邊格 著 講談社 2013年)
岡山駅から電車で2時間以上かかる小さい町の古民家で天然菌を使ったパンを製造、販売している店主の方の「商売」や「世の中」「農業」についての思いがつまったとても面白い読み物でした。その中の「自然栽培(農法)」のお話が、リトルハウスの目指す「英語の土台作り」と似ているなあと思ったので、ご紹介しますね。
野山で植物を支える土壌は、水持ちがよく、柔らかくて温かい。そういう土をつくれば、
植物は自分の力で“育つ”ようになるんだ。この“育つ”というとろがポイントだな。肥料
を与えて“育てる”んじゃなくて、“育つ”ための土をつくる。場をつくということ。それが『
自然栽培』の最大のポイントなんだ。(p126)
「英語」に限らず「子育て」「教育」に通じる言葉だと思いませんか?子ども達がのびのびと「育つ」ような「場」を皆さんと作っていければと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。
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「自然栽培」については、以前から耳にしたことがあり、小清水町で「自然栽培」を実践中の農家の方からブラジルでの超超大規模な「自然栽培」のお話を伺ったことがありました。
その「メーメーファーム」の和田さんと、先日あるイベントで再会。
これは、いいチャンス!と、さらにイロイロ伺いました。
「その土地、その気候にあった方法がある。本州の実践が書いてある本をそのままオホーツクにはあてはめられない」
(→脳内翻訳=マニュアルや、既成のやり方、画一的なテキストやシステムに頼れない。ひとりひとりの個性を反映できない。)
「自然栽培=放任栽培ではない。雑草の扱いなど、ていねいに作物の様子を見て判断する。」
(→脳内翻訳=子どもがそれぞれの力を伸ばして「育つ」ように場を整える。)」
「むずかしいのと、楽しいのとが混ざってます(笑)」→同感!
最初は、純粋に「自然栽培で自分でもお野菜を育てたいなあ」の気持ちからお話を伺っていたのですが、じっくりゆっくり振り返っているうちに、農業のお話が勝手に脳内変換して「英語教室」バージョンになってしまいました。和田さんごめんなさい(^^;)。
そしてありがとうございました!
メーメーファームで育った自然栽培のじゃがいもと、トマト、大切にいただきまーす。